外壁塗装にはランクがあります!
外壁塗装を行う業者の実績や、職人の腕や経験の違いもありますが、同じ業者であっても塗料にランクがあります。業者によって取り扱う塗料に違いがあるのはもちろんですが、同じ業者でもピンからキリまでランクの違う塗料やプランを扱っているケースがあります。そのため、どういった塗料で塗装してもらうのか、どのプランを選ぶのかが問題になってきます。
見た目だけでなく、長持ちもします!
安い塗料と高い塗料の間には何倍もの料金の違いがあるケースも少なくありません。
ではこの料金の違い(塗料の違い)とはなんでしょうか?この価格差は主に耐久性(耐候性)や機能(付加価値)の違いによるものです。耐候性とは艶や防水性、親水性がどのくらいの期間持続するのか、付加価値とは遮熱性能やセルフクリーニング性能、UV機能などになります。
安い塗料には耐候性が低い物が多く、メンテナンス期間が短くなってしまいますので、その結果短いスパンでの塗り替えが必要になってしまいあまりオススメしません。逆にフッ素などの高級塗料は、家の形状や屋根の塗替え期間などと併せて考え、壁の塗装だけが極端にオーバースペックにならないように気をつけないといけません。
予算とニーズに合わせた外壁塗装
例えば、近い将来建て替える予定であるとか、安い価格で短い期間に家の色替えを楽しみたいなどニーズであれば、耐候性がそこそこのリーズナブルな塗料でも問題ないと思われます。
逆にマンションやハイツなどのオーナーさんであれば、超高耐候性塗料でメンテナンス期間を伸ばせるフッ素などの高級塗料を使用した方が良いケースも有ります。
しかし、上記にもある通り一般住宅にフッ素を使用するのはオーバースペックになってしまうケースも少なくありません。例えば、サイディングの壁であれば多くがそのジョイントにコーキングが使用されています。一般的にコーキングの寿命は7~10年と言われていますので、外壁に15年以上の耐用年数のあるフッ素を使用しても、10年後にはコーキングの打ち替え工事で全面足場が必要になってしまいます。
これはモルタル壁にも言えることで、大型車両の往来が多い幹線道路沿いの住宅などは、山手の静かな住宅街に比べ建物の揺れが多く、ヒビ割れなども起きやすい傾向にあります。高級塗料を使用したからといって、家そのものの構造が強化され老朽化がなくなり新築に戻るわけではありませんので、この場合第一に考えるべきは「ヒビ割れを起こしにくい塗装」(弾性塗料)であると考えられます。
この様に、家の形状や立地条件、各ご家庭のライフプラン・ご予算・ニーズなどにより最適な塗料というのは変わってきますので、住宅塗装で困ったときにはお気軽にご相談ください。